kenjuの日記

About Programming, Mathematics and Security

『多動力』を読んで

多動力 (NewsPicks Book)

多動力 (NewsPicks Book)

「全部自分でやらなきゃいけない症候群」

「全部自分でやらなきゃいけない症候群」にかかっている人が多すぎる。自分の貴重な時間は、自分の強みが一番発揮できる仕事に集中させるべきだ。

ドラッカーのプロフェッショナルの原点であげられている、「強みを生かす」にも通ずる話。

全部自分でやらなきゃいけない、とはたしかに誰もいっていない。得意なことは、得意な人にやってもらう。そのために正当な対価を支払ったり、自分の強みで助けてあげられたりすれば良い。

「自分でやらないこと」を決めるのが大切だ。自分にしかできない仕事以外は、他人に思いっきり任せよう。

例えば、家事や掃除が苦手なら家政婦サービスを利用する。料理が苦手なら、外食や弁当サービスを利用する。会計が苦手なら、税理士を雇う。

そう考えると、当たり前のようにやっている場合もありますね。思い切って、得意なものは得意な人に任せる、そう考えると気が楽になる場合もありますね!

「完了主義者」

目指すべきは、完璧ではなく、完了だ。

「完璧」を目指すのって、難しいですよね。

自分もプログラムを書いていて、大まかな設計ができていて80%動くプログラムを書くのはそう難しくないです。

だけど、細かい異常系を見過ごしていた、Typoが存在した、完璧な設計、などなど100%の完成度を求めようとすると、一気に時間がかかってしまいます。

「とりあえず初めて見て、あとから修正していく」。ウォーターフォール型ではなく、インクリメンタルに成長していけるモデルを取り入れていく。それはソフトウェア開発だけでなく、日々のコーディングや仕事の進め方にも言えることなのでしょう。

もちろん、完璧を追い求めることには意義があるし、それが必要とされる場面・業界もあるでしょう。ですが、その場面は以外と限られているので、「まずはやってみる」「やってみてから修正していく」という考え方が、大事なのかもしれません。

仕事というのは「速度」よりも「リズム」なのだ

この言い方は、あまり聞いたことがなかったので新鮮な気持ちでした。

「仕事は早い方がいい」 「仕事ができる人は仕事を完了させる速度が違う」

とはよく聞きます。ですが、「リズム」という言い方は、言い得て妙、されどすっと腑に落ちるような感覚がありました。

早ければいいというものではない、周囲のメンバーと、周りの環境とマッチするような、リズミカルな行動。まさにそれこそが、仕事をノリよくテキパキと進めていくのを表すのにぴったりな言葉ですね。

冷酷なまでに「トリアージ」で仕分けしなければ、災害や事故の現場では助かる命も助からなくなってしまう。これを同じ作業を、どんな仕事でもやるべきだ。

優先順位をつけて、やるべきことに集中し、全力で取り組む。仕事で行列ができてしまうのは、その最初の仕分けのオペレーションが悪いだけ。

逆にいうと、最初の仕分けの作業さえリズムよく行ってしまえば、渋滞は起きずにスムーズな仕事の流れができていく。

答えは一つしかない。「おもしろいから」だ

人生に目的なんてない。今を楽しむことだけが、すべてなのだ。

ホリエモンのスタンスは、本書を読むと首尾一貫していることがわかる。

「今を楽しむ」。

何か具体的な目的のための手段として人生を送ってはいけない。楽しむことだけがすべてなのだ。 好きなことを好きなだけやっていると、手元に何かが残っているのだ。

「まあ好きなことばかりでは生きていけないよね。」。。。そう口にする時、それは自分で自分の枠を勝手に作っているからだけなのかもしれない。

本当に自分がやりたいことは何か。それをただ思う存分、飽きるまでやり続ける。それが一番シンプルな幸せだし、その幸せを追う権利は人間誰にでもあるはず。

自分で自分を言い聞かせ、今の環境を変えたいけど変えられない、そんな背中を押して欲しいと思っている人には、さくっと読めるオススメの一冊でした。